MUSVI株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 / Founder & CEO:阪井祐介、以下「MUSVI」)は、このたびスパークス・アセット・マネジメント株式会社が運営する未来創生3号ファンド(以下:未来創生3号ファンド)を引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドのファーストクローズで資金調達を実施したことをお知らせします。今回の調達により、累計の資金調達額は6.1億円に達しました。
<これまでの実績>
※比較期間:2022年8月~2024年10月
資金調達の背景
MUSVIのテレプレゼンスシステム「窓」(以下「窓」)は、ソニーグループ株式会社での20年にわたる技術開発に基づき、圧倒的な臨場感と遅延感のなさで対面同等のリアリティを実現した遠隔コミュニケーションのシステムです。
2022年9月、MUSVIによる「窓」を用いた空間接続ソリューション事業が本格稼働し、約2年間で国内外500台を超える「窓」が導入され、上記の通り着実な成長を遂げてまいりました。
約2年間の事業展開を踏まえ、MUSVIはこのたびシリーズAラウンドのファーストクローズで資金調達を行い、更なる事業拡大と成長の加速、経営基盤の確立等に取り組みます。
- オフィス・現場や等を中心に、過去2年間の「窓」の導入事例は多岐に渡ります。特に建設、小売(特にコンビニエンスストア)、金融、遠隔医療での導入が拡大しており、この4領域を重要ターゲットとして注力するとともに、距離の制約による社会課題を抱える離島・中山間地域、地域活性化を目指す自治体、探究型学習や産学連携を行う教育機関等において探索活動を行っております。
導入事例はこちら>> - 導入にあたっては、圧倒的な臨場感と遅延感のなさによる遠隔コミュニケーションの質向上を通じ、対面同等のインタラクションの実現を通じた業務効率の改善や移動課題の解決、実際に“会った”と感じるリアリティがもたらす一体感・安心感の醸成等を効果として評価いただいております。人口減少社会の到来や人的資本の最大化に関心が集まる中、距離の制約を超えた協業・連携、多様な出会いを促進する新たな遠隔コミュニケーションは大きなポテンシャルがあると考えております。
- 建設・小売:現場や店舗間の移動時間削減、常時接続によるタイムリーかつ密な連絡・相談・連携を通じた業務効率の改善とミスコミュニケーションの低減
- 金融・遠隔医療:専門性の高い相談業務や軽量店舗、医師不足の地域等において、対面同等のサービス提供や問診によりプロ人材の不足を解消
- この成長機会を逃さず、事業拡大をさらに加速させるため、これまでの実績、お客様や販売パートナーの声を踏まえ、今般の資金調達により営業体制の強化および体験スペースの拡充、ソニーで培ったMUSVIの高い技術力に基づく新たな製品・サービスの開発、経営管理体制の整備を実施いたします。
未来創生3号ファンドの参画によりさらに成長を加速させ、既存株主を含めた投資家や販売パートナーの皆様と連携しながら、MUSVIは今後もデジタルテクノロジーの力で社会課題の解決に取り組んでまいります。
投資家コメント
スパークス・アセット・マネジメント株式会社
執行役員 次世代成長投資本部長 出路貴規氏
MUSVI株式会社代表取締役 / Founder & CEO阪井祐介コメント
「人と世界をつなぐ“窓”のような端末をつくりたい」という想いでソニーに入社し、20年を超える研究開発を経て製品化したテレプレゼンスシステム「窓」は、MUSVIでの更なる進化を続けながら、離れていてもリアルに”会う”ことができる新しいコミュニケーションを実現します。
これまでにない体験を生むハードウェアを核とする新規事業は、市場創出や資金調達において多くの困難もありますが、既存株主であるソニーグループ株式会社、セーフィー株式会社、SREホールディングス株式会社に加えて、今回の未来創生3号ファンドからの強力なご支援をいただけたことで、距離の制約を超える「窓」の独自のテクノロジーを最大限に活かした空間接続ソリューション事業を力強く加速していくことができます。「世界中の壁を『窓』に変える」というミッションの実現に向け、MUSVIチーム一丸となって全力で取り組んでまいります。
会社概要
商号 | MUSVI株式会社 |
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所在地 | 東京都品川区北品川5-12-4 リードシー御殿山ビル7階 |
代表者 | 阪井 祐介 |
事業内容 |
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資本金 | 6.1億円(資本準備金含む) |
設立日 | 2022年1月7日 |
主要株主 | 阪井 祐介 ソニーグループ株式会社 セーフィー株式会社 未来創生3号ファンド(スパークス・アセット・マネジメント株式会社) SREホールディングス株式会社 |
ウェブサイト | https://musvi.jp/ |
この度、MUSVIの株主としてお仲間に加えていただきました。「革新的」なプロダクト「窓」を中心とした「革新的」コミュニケーション手法でこれまでの日常を大きく変化させる可能性に満ちたMUSVIのソリューション、そして阪井社長をはじめとする経営陣の皆様の意欲と情熱に共感しました。また、MUSVIがソニー時代も含めて20年の弛まぬ努力で蓄積された卓越した技術にも大いなる希望を感じております。
多くの企業で社員の多様な働き方を可能にする動きがある一方、コミュニケーションロスによる生産性の伸び悩みに苦戦しています。「窓」が実現する遠隔拠点間を結ぶ新しい働き方は、今後の新たなデファクトスタンダードとなりえる高い潜在能力を有しており、建設/小売/金融/遠隔医療などの業界で着実に導入が進んでいます。
MUSVIの「世界中の壁を『窓』に変える」というミッションを推進すべく、すでに株主としてMUSVIを支援している素晴らしいパートナーのソニーグループ株式会社、セーフィー株式会社、SREホールディングス株式会社の皆様とともに全力で支援してまいります。