新美:続いて、阪井さんに伺います。人と人のつながりを20年以上研究されていますが、ゆるやかなつながりについてどう考えていらっしゃいますか?
阪井祐介(以下、阪井):ゆるやかなつながり作りにおいて、実空間の果たす役割がすごく大きいと私は思っています。信濃毎日新聞社さんのホールや図書館のような空間が当てはまりますね。
ただコロナ禍を経て、オンラインの便利さや手軽さが広がるなかで、実空間での対面とオンライン、リアルとバーチャルのどちらがいいんだろうという議論が出てきました。
そんななかで、離れていながら本当に同じ空間にいるような感覚、つまり気配や雰囲気、何気なく耳に入る話し声が感じられる技術があると、ゆるやかなつながりはより面白くなると思いますね。
今日は、弊社のテレプレゼンスシステム「窓」を使ってMUSVI本社と会場をリアルタイムで実際につないでみています。
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