距離の制約を超えて、人と人、人と空間をつなぎ、あたかも同じ空間にいるような自然なコミュニケーションができる、MUSVIのテレプレゼンスシステム「窓」。その導入の輪は、業種・業態や規模を問わず、様々な企業・団体へと広がっています。
今回ご登場いただくのは、NTTタウンページ様とNTT東日本様。
「電話帳」で築いたネットワークとデータを活かし、連携しながらデジタルマーケティングを推進されています。その両社が東京の虎ノ門と大阪の森之宮のオフィスを「窓」でつなぎ、どのように活用されているかをご紹介します。
【今回お話を伺った方】
NTTタウンページ株式会社
カスタマーサービス事業部グループ連携推進部
市川様・江隈様
導入の背景・経緯
- 今年度はグループ会社との連携を強めていこうという方針があり、現在、デジタルマーケティング商材を調査する業務や新しい商材開発、販売などにおいて、NTTタウンページとNTT東日本営業推進本部で連携しています。
- 両社で連携して業務を行っているのは、東京の虎ノ門と大阪の森之宮という2つの拠点です。朝礼をオンライン会議システムで行ったり、デジタルサイネージを使って数字やレポートを投影するなど、コミュニケーションを取る手段を以前からいろいろ試していました。
- その中で、MUSVIの販売パートナーであるセーフィーからご提案があり、「窓」の導入に至りました。
抱えていた課題
- 同じオフィスであれば、何かあるとすぐに声をかけて、その場で答えが返ってくるというコミュニケーションになると思いますが、東京・大阪のような遠隔地となると、電話やオンライン会議システムを利用することになり、ワンクッションが入ります。
- その結果、情報量を同じにして発信をしてるつもりでも、タイムラグや若干の情報量の違いがあったり、伝わり方、ニュアンスが変わってしまう、ということが多少起きます。そのようなことを解消できないだろうかと考えていました。
主な用途
- 普段のコミュニケーションの他、両社が一緒に行う朝礼や合同会議、四半期に一度の表彰会で使用しています。
導入までの進め方
- 虎ノ門が30名、森之宮が10名ぐらいのフロアなのですが、どうやって使うか、相談しながら使い始めました。
- 以前からオンライン会議システムで常時接続していたので、特に抵抗感はなく、「窓」も最初から常時接続にしました。また、カーテン(音声や画像をミュートする機能)を使わず、常に全開にしました。
導入後の効果やポイント
円滑なコミュニケーション
- 電話やオンライン会議システムなどのワンクッションが入らず、コミュニケーションが円滑になりました。
2拠点の一体感を生む臨場感
- オンライン会議システムだと人の顔しか映りませんが、「窓」は空間全体が映るので、その場で一緒に会議をしているような感覚になります。遠近を含めた臨場感を感じますし、会話がかぶっても違和感がありません。シビアな話が出た際は、その緊迫感まで伝わるようになりました。
- 表彰式も格段に盛り上がるようになりました。先日の表彰式では、虎ノ門と森之宮、それぞれに実際の表彰状を用意し、離れているのに表彰状を渡す感じがよく出ていた気がして、「どこでもドア」のようでとても面白いと思いました。
業務の効率化
- 電話やオンライン会議システムなどの手間が省けました。特に、表彰式はこれまでオンライン会議システムだと事前準備に時間がかかっていたので、とても楽になりました。
- 出張中、例えば森之宮にいても虎ノ門の様子が見えるので、不在にしている間の様子が分からないというデメリットが消えました。
「窓」に対するご要望
- カメラの位置や大きさが気になります。スピーカーやキャスターも含めて、もっとスタイリッシュになるとよいと思います。
- 映像がより広角になるとよいと思います。
- 移動させることがあるので、そのたびに電源を落とさなければならないのは少し手間だと感じます。
ご協力ありがとうございました。