セーフィー株式会社 第3回 福井倉庫(株式会社バン・ソフト・コミュニケーション) 池田綾香さん

「映像から未来をつくる」というビジョンを掲げ、日本中、世界中のカメラの映像をクラウド化し、自分のため、社会のために誰もが活用できる映像プラットフォームを提供するセーフィー株式会社。安全かつ利便性高い映像配信を通じて、防犯カメラとしての機能にとどまらず、業務改善やDX推進など多くの社会課題を解決しています。

現在、機器の品質管理や出荷業務を支える現場で「窓」を活用いただいており、今回4人の方にインタビューしました。

第3回は、株式会社バン・ソフト・コミュニケーション出荷チームの池田綾香さん。福井キッティング工場 (福井県小浜市)は2021年に開所し、現在、セーフィーの出荷業務のほとんどを担っています。出荷業務の委託先としてセーフィーの成長に伴走してきた同社ですが、現場でどのように「窓」が活用されているか、お話を伺いました。

「窓」が支える正確な出荷業務

2021年に開所した福井県小浜市のキッティング工場

― 池田さんの担当業務について教えてください。

機器の出荷作業や梱包作業をメインの業務です。セーフィーから依頼されたカメラをお客さまに送る作業です。

― 業務のことで大変なことや気を付けていることはありますか。

毎日出荷時間が決まっているので時間に追われる、ということでしょうか。また、変更点や緊急出荷があったときは間違えないように気を付けています。

― どのようなときに「窓」を使われていますか。

作業途中で分からないところがあったときです。チャットで連絡する時間がないので、「窓」でお呼びして教えていただいています。例えば、パソコンとカメラをつないでいるときに、指示書通りに行かなかった場合など、こういう進め方でも大丈夫か確認させていただいています。決められた内容を電話やチャットではなく、「窓」の前に立って、直接お声がけしてやり取りしています。

― 奥の方にいても、声が聞こえると自然とお互い「窓」に寄って来るということですね。「窓」があってよかったな、と感じるのはどんな点でしょうか。

直接顔を見ながらお話を聞けるので、とても助かっています。私は文章にするのが苦手で、何気ない言葉でも文章にするときは悩んでしまいますが、「窓」だとそのまま伝えられるので、確認のスピードが速くなっていると感じます。また、その場にいる人みんなに情報共有できるというのも便利です。「窓」の前にいなくても、声が聞こえる範囲にいれば、一斉に情報を共有することができます。

― 「窓」の周辺に何人かいらっしゃって、やり取りを同時に片耳で聞いているようなイメージでしょうか。

そうです。出荷の変更などがあったとき、「窓」では1対1で話をしていますが、作業しながらそばで聞いているので、情報が一気に伝わっています。

緊急時、リアルな情報をダイレクトに伝えられる「窓」

― 逆に、もし「窓」がなくなったら困りそうなことはどんなことでしょうか。

分からないことを気軽に聞けなくなってしまうこと、情報の共有漏れが出てきてしまう点でしょうか。チャットや電話で聞くとなると、ちょっと気が引けるので。また、チャットで全員に周知するのではなく、個別に相談したいときもあるので、「窓」だと聞きやすいです。

― 先ほど確認事項が少し放置されてしまうかもしれない、と仰っていましたが、「窓」がないとそのままになってしまうっていうことが起こりそうですか。

作業中はチャットをなかなか見られないときがあり、「窓」でお話して気付く、ということがあります。

― ご自身の業務以外で「窓」があってよかった、もしくは業務以外で「窓」越しにこんな話をした、といったことはありますか。

今年の冬に、運送業者の方が天候による遅延を連絡しに来てくれた時に、運送業者さんが直接「窓」を通して、東京のセーフィー本社の方に伝えてくださったことがありました。その時にこういう使い方もできるんだな、と思いました。

― それはすごくいいお話ですね。緊急事態のとき、「窓」で直接繋がっていることの価値があった、ということですね。

そうですね。こちらのリアルな状況をすぐに伝えられたのではないかな、と思います。

温度感が伝わる「窓」でのコミュニケーション

― 池田さんが入社されたとき、既に「窓」があったと思いますが、最初の頃、抵抗感はありましたか。また、どれぐらいで慣れましたか。

初めて「窓」を見たとき、東京のセーフィー本社が映っていることに驚きました。また、「窓」を通して話すということが恥ずかしく、慣れるまでは抵抗感がありました。慣れるまで半年くらいかかりました。今ではつながっていることが当たり前で、つながってないとちょっと違和感あります。

― 「窓」があることで、東京と福井が同じ空間で一緒に働いているような感覚に近しいものが芽生えている、ということですね。実際に顔が見えていると、コミュニケーションも変わってきますよね。

そうですね。文章だけだと温度感が感じられないのですが、直接会話すると、距離を感じないですね。コミュニケーションが取りやすくなったと思います。

― 「窓」にこういう機能があるといいな、といったことはありますか。

こちらの声が相手の方にどれくらいのボリュームで聞こえているか分からない点でしょうか。聞こえにくそうにしているのを見ると、ディスプレイ上でボリューム調整ができるといいな、と思います。また、操作が難しそうな印象なので、簡単だといいなと思います。

― ありがとうございました。

 

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